11月25日(水)
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セミナー 13:00〜13:45 アグリビジネスの国際展開
〜日本企業にとって未知の新事業領域開拓のために〜 株式会社日本総合研究所 主任研究員 大澤信一 日本農業が不振の中、アグリビジネスが注目を集めています。このような経緯も有り、多くの企業が今後の有望新事業分野として農業・アグリビジネスに関心を示しています。しかし、「企業が取り組む農業・アグリビジネス」という視点からは考えれば、その展開の重点は国内市場より、圧倒的に海外市場のウエイトが大きいといわざるを得ません。本セミナーでは、多くの日本企業にとって未知の領域である「アグリビジネスの国際展開」についてその可能性を考えてみます。 14:00〜14:45 我が国の植物工場の概要と将来展望
千葉大学大学院 園芸学研究科 准教授 丸尾 達 70年代に始まった我が国の植物工場の研究開発は80年代に急速に進んだが、その後一時期停滞した。 それが近年太陽光利用型植物工場も加わり、再び各方面から注目されるようになっている。同時に、 関連の研究開発が加速され、実際の施設導入も進んで、第二世代の植物工場が稼働し始めている。 今回は、歴史も含めた植物工場の概要、農林水産省・経済産業省主催の植物工場WGでの検討結果や 現在進められている「植物工場(野菜工場)の普及・拡大事業」のねらいと今後の我が国の植物工場の将 来展望について事業性、海外展開の可能性等を含めて概説する。 15:00〜16:30
農林水産省行政情報セミナー
農林水産業や農山漁村地域の活性化につながる研究開発及びその成果の実用化を支援する施策のうち、下記内容について、 農林水産省の担当者より情報を提供させていただきます。 ○ 15:00 〜 「高度施設園芸の普及支援策について」 生産局生産流通振興課 園芸生産第2班 課長補佐 清水 治弥 ○ 15:20 〜 「新需要創造対策 −新食品・新素材の事業化支援施策について−」 生産局技術普及課 生産専門官 青木 利充 ○ 15:40 〜 「地域の新たな産学官連携を支援する競争的資金制度について」 農林水産技術会議事務局研究推進課産学連携室 室長 川合 豊彦 |
シンホジウム 13:00〜15:30 農林水産知的財産ネットワークシンポジウム2009
農林水産省は知的財産戦略に基づき、知的財産の創造・活用を担う研究者や知財実務者の連携を深める「農林水産知的財産ネットワーク」の構築を進めています。〜地域活性化に貢献する知的財産〜 今回のシンポジウムでは、知的財産戦略の目的の一つである「地域活性化に貢献する知的財産」に焦点を当て、各地で活発に取組みを進めている事例について話題提供をいただき、今後の方向性について検討を行います。 1 各地域における活用事例報告 「滋賀県での知財活用による地域農業の活性化 〜研究・普及・JA・専業農家集団連携によるオンリーワンの取り組み〜」 滋賀県農業技術振興センター 栽培研究部長 寺本 憲之 「特許を活用した商品開発〜米で起業する〜」 有限会社ライスクリエイト 代表取締役 長田 竜太 「大阪府における技術移転事例について〜加工大豆の製造方法〜」 大阪府立特許情報センター 特許流通アドバイザー 板倉 正 「産学官連携による商品開発〜熊本における紫イモから醸造酒〜」 崇城大学 特任教授 大庭 理一郎 2 総合討論 コメンテーター 北海道大学 産学連携本部 副本部長 教授 荒磯 恒久 東京農工大学大学院 教授 澁澤 栄 社団法人食品需給研究センター 主任研究員 長谷川 潤一 お申込はこちらから |
11月27日(金)
セミナー 13:00〜13:45 戦略の実践と合意形成:技術シーズと地域活性化
宮城大学 教授 三石 誠司氏 科学技術の成果を活用する場合、様々な利害関係者が各々の立場で関心を持ち、その開発や利用、意思決定に影響を及ぼす。そして、新しく、広範な影響を及ぼす科学技術である程、不確実性が増し、関連する制度も複雑になる。こうした状況下で必要なことは、当該技術そのものの是非の議論だけでなく、互いの主張を真摯に受け止めた上での現実的な合意形成である。例えば、遺伝子組換え作物・食品をめぐる問題は、我々が、この問題を食料需給や地域活性化と結び付けていかなる合意形成が可能かという問いを投げかけているのではないかと思う。 14:00〜14:45 遺伝子組換えによる新しい色の花の開発と実用化
サントリーホールディングス株式会社 植物科学研究所 所長 田中 良和氏 交雑による品種改良では、その種が持つ遺伝子の制約があるため、実現できない花の色が多い。たとえば、切花として重要なバラ、カーネーション、キクなどには青や紫色の品種がない。遺伝子組換えを利用して、青い色素を合成する酵素の遺伝子を導入することにより、花の色を青くすることができるが、そのためには、(1)遺伝子の取得、(2)遺伝子組換え植物の作製、(3)導入遺伝子の発現調節といった技術開発を行う必要がある。また、実用化するためには(4)カルタヘナ法に基づく認可を得る必要がある。青いバラ、カーネーションを例に、遺伝子組換え花きの開発と実用化について述べたい。 |
研究成果発表会 11:50〜12:40 委託プロジェクト研究成果発表会 「先端技術が拓く未来の扉」
「短期間で新品種を育成したい」「これまでにない高機能素材を作りたい」「流通している農産物・加工品の品種が何か確かめたい」 −−−農林水産省では農林漁業者や流通加工業者、そして消費者の皆様からの要望に応えるべく研究開発を進め、これまで数多くの成果を上げてきました。今回はこれら成果の中から、「食品開発」「新品種育成」「新素材開発」「品種判別」といった新たなビジネスの種(シーズ)となりそうな分野に焦点を絞り、最先端の研究成果を紹介します。 発表者:高野 誠 農林水産省農林水産技術会議事務局 研究調整官 13:00〜16:30 「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」 成果発表会2009
農林水産省の競争的資金である「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」の平成20年度終了課題(104課題)のうち、農林水産業・食品産業の現場への普及・実用化が期待される課題の中から下記7課題の研究成果を研究者が紹介します。また、農林水産省の競争的研究資金について、担当者が紹介いたします。
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