アグリビジネス創出フェア2004
2004.10.14ステージB
B-14
15:00〜15:15
コケ植物による屋上壁面緑化

所属 (株)モス山形
発表者 山本 正幸
【キーワード】
コケ植物/減反作物/農地保全/高齢者による栽培

【内容】

 都市部などのヒートアイランド現象や二酸化炭素の増加による地球温暖化問題が年々深刻化しています。
緩和策のひとつして、緑化が注目を浴びています。これまではコンクリート面等の無機質面の緑化は難しいと言われた緑化を、当社はコケ植物を用いて緑化する事に成功しました。コケ植物というと、暗くて、じめじめした所に生えているというイメージがありますが、実際当社で扱っているコケは日向用で、乾燥に強いものです。コケは乾燥しても枯れずに成育し、灌水を必要としない為、メンテナンスがほとんど要りません。また、土壌を必要としないため、重量も軽量化できます。さらに、自重の20倍の保湿性をもち、暑さ2cmのスナゴケで1uあたり、10リットルの水分を保持できるという保水能力をもっています。実施場所としては、ビルの屋上・屋根や道路側壁・分離帯・河川の護岸などのコンクリートや鉄板屋根等の無機質面の緑化があげられます。
コケの栽培は減反作物として中山間地域の水田での栽培が適しております。放置された農地を活用して農地保全にも一役かうことができ、農家の人々が緑化資材という工業製品を作る新たな産業をおこしたいと思っております。
特許等知的財産関連の状況 申請中
研究開発の段階 事業化研究
その他アピール点 都市部の悪環境を農業の技術で緑化し改善していく。
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