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14:45〜15:00 |
接着剤の加水分解によるボード類のリサイクル利用
所属 | : |
(独)森林総合研究所 |
発表者 | : |
秦野 恭典 |
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【キーワード】
リサイクル/ボード/接着剤の加水分解/再エレメント化
【内容】 循環型社会の形成が叫ばれようになり、平成13年5月30日から建設リサイクル法が施行されている。平成22年における特定建設資材(木材、コンクリート、アスファルト)の目標再資源化率は95%に掲げられており、柱や板材などのSolid woodや合板だけではなく、ボード類についても再資源化する必要がある。しかし、ボード類の場合にはエレメントが小さいことや製造時に大きな圧縮変形を受けている等、再生利用にはいくつかの技術的な問題があり、ボード原料としては利用されていない。これらをサーマルリサイクルとして利用する方法ももちろんあるが、カスケード型利用を目指し、先ずは材料としての再生利用を考えることは重要である。そこで、ボード類からボード類への再資源化方法を開発したので、紹介する。
建築解体材等のボード類にスティーミング処理を施すことにより、ユリア樹脂やユリア・メラミン共縮合樹脂を加水分解させて、エレメントを分離し、同時に製造時に受けた圧縮変形をスプリングバックさせることが可能である。この方法によりパーティクルボードやファイバーボードからその構成エレメントを再生し、リサイクル利用することができる。
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