アグリビジネス創出フェア2004
2004.10.14ステージB
B-9
13:30〜13:45
蛍光−化学発光同時測定装置

所属 浜松ホトニクス樺央研究所
第8研究室
発表者 里園 浩
【キーワード】
活性酸素/免疫/蛍光/化学発光

【内容】

我々は、免疫細胞である白血球の一種、好中球により産生されるスーパーオキシド産生および細胞内カルシウムイオン濃度変化を同時に実時間で測定するため、化学発光と蛍光を同時に測定する方法と装置の開発を行った。
 好中球により産生されるスーパーオキシド(O2-)は、人体に侵入した細菌やウイルス等を殺傷するものであり、生体防御において重要な役割を担っていることが知られている。このスーパーオキシドの産生には、好中球細胞内におけるカルシウムイオンが関与していると考えられているが、その役割については不明な点が多い。これまで好中球におけるスーパーオキシド産生と細胞内カルシウムイオン濃度の変化は、それぞれ個別に測定されていたが、この場合、スーパーオキシド産生を担う細胞内カルシウムイオン濃度上昇の実体を解明することは困難であった。
 本発表では、開発された装置の測定原理と実機の展示を行うとともに、好中球様細胞におけるスーパーオキシド産生および細胞内カルシウムイオン濃度変化の測定結果や食品成分による影響についての結果を報告する。
特許等知的財産関連の状況 申請中
研究開発の段階 開発研究
その他アピール点 蛍光−化学発光同時測定におけるアプリケーションの探索と 開発した装置のマーケティング
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