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13:15〜13:30 |
化学発光法による食品中の生菌の迅速検出
所属 | : |
鞄研生物医学研究所 |
発表者 | : |
山庄司 志朗 |
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【キーワード】
食品/生菌/化学発光法
【内容】 食品中の生きた細菌や酵母を短時間で検出できる迅速簡便な化学発光法を開発した。
1万個以上/mlの生菌濃度であれば、10分間で定量でき、1個/mlの生菌程度であれば、6時間増菌培養すれば検出できる。この化学発光法は、生菌とキノン間の酸化還元反応で生じる活性酸素を、高感度な化学発光反応で
測定し、この発光強度から生菌数を推定する方法である。菌体内のATPを測定する生物化学発光法では、食品由来のATPを分解し、さらに菌体内のATPを抽出・定量する操作が必要であるが、化学発光法では、このような操作は不要である。このように簡便・迅速かつ高感度な方法でありながら、価格は1検体あたり、生物化学発光法(ATP法)の20分の1である。
今後の食品の品質管理や製造現場の日常の洗浄度測定への実用化が期待される。
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特許等知的財産関連の状況 |
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研究開発の段階 |
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その他アピール点 |
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世界初の食品微生物検査用化学発光法キットと測定機器の商品化 |
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