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11:00〜11:15 |
ニワトリモノクローナル抗体の開発と応用
所属 | : |
(独)農業・生物系特定産業技術研究機構
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発表者 | : |
広島大学生物圏科学研究科 免疫生物学 松田 治男 |
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【キーワード】
モノクローナル抗体/ニワトリ/抗原高感度検出
【内容】 鳥類の抗体産生能力は哺乳動物のそれを凌駕するとも言われている。それは、鳥類が哺乳動物とは異なる進化を遂げた結果でもあり、従って、哺乳動物より抗体産生能力が高くとも驚くことでもはない。鳥類抗体の有効利用を考える上で、モノクローナル抗体の作成は重要であり、本プロジェクト研究の展開で、我々は「ニワトリモノクローナル抗体」の作成技術・応用展開技術について名実ともに世界の最先端の地位を確保できた。
ニワトリモノクローナル抗体の有用性の一つは、哺乳動物に高度に保存されている様々な生体分子(哺乳動物高度保存分子)に特異的な抗体をモノクローナル抗体として作成・応用出来ることである。本研究では、哺乳動物高度保存分子としてプリオンタンパクを例として様々な抗体を構築することに成功した。従って、本タンパク以外の様々な哺乳動物高度保存分子に特異的抗体をモノクローナル抗体として容易に手に入れることが可能となった。
本研究の大きな成果は、ニワトリモノクローナル抗体を細胞融合技術や遺伝子工学技術等を駆使して、種々の広範な領域に応用可能な抗体の作成を提供するものである。
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特許等知的財産関連の状況 |
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申請中 |
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研究開発の段階 |
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開発研究/事業化研究 |
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その他アピール点 |
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ニワトリモノクローナル抗体について、先駆的且つ世界最高水準の技術を誇る。 |
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